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◆規制緩和 ◆グローバル化 ◆社会的責任の要請 ◆情報技術の革新
◆メインバンク制度崩壊 ◆雇用形態の変化 ◆気象の変化
◆法的要請 |
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IT(情報技術)関連リスクを考えると多くはハッカーやコンピュータウィルスを挙げます。
もちろんそれらのリスクも重要ではありますが、その他にもITに関わるリスクは数多く潜在しています。
書類、データがデジタル化され、スペースを使わずに大量の情報を保有できるようになったことは、同時に大量のデータが簡単に流出する世の中になったということです。
便利=利益と考えると、利益の裏には必ずリスクが潜在することを忘れてはなりません。 |
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◆非常事態マニュアル |
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現代社会ではほとんどの情報処理をコンピュータで行っています。もし、日々の業務においてコンピュータが無かったらどうなるでしょうか?ある企業が全ての業務をコンピュータで行っているとすると、その企業は莫大なリスクを抱えている事になります。なぜなら、コンピュータは電力が無ければただの箱なのです。電力は空気と違い突然無くなる可能性があります。地震、水害、その他自然災害、またはクレーン船のアームが電線に引っ掛かり停電を起こすこともあるのですから、何が原因になるか分かりません。そのため、コンピュータ停止時における非常事態マニュアルは必須となります。 |
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マニュアルの作成は、成果物が重要なのではなく、作成時における業務の見直し、状況の設定など現場担当者が意見交換を行うことに価値があります。近年では、コンピュータへの依存度がますます高まり、長期にわたり問題なく業務が流れているため、現場担当者がインプットしたものからどのような工程でアウトプットが出るのかのプロセスを理解していないケースが多々見られます。この場合、いざコンピュータがダウンし、手作業で業務処理を行わなければならない場合、お手上げ状態となります。コンピュータへの依存度が高まれば高まるほどリスクは大きくなることを肝に銘じることが必要です。 |
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◆情報過多 |
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インターネットの情報過多によるリスクも顕在化し始めています。特に医療・介護・法律の分野では、資格を持っていない一般人が個人の経験や「人から聞いた話」をブログや掲示板で公表し、あたかも専門家のような表現で物事を解説するため、誤った情報が氾濫しているといいます。インターネット検索は、便利なツールであることは間違いありませんが、その情報が不正確である可能性は高く、情報内容は利用者が自己責任で発信元を確認する等の対応が必要です。 |
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◆風評リスク |
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ITリスクで最も企業が恐れているのが風評リスクです。インターネット上におけるブログやチャットなどのコミュニケーションは、小さな町の噂話と同様驚異的スピードで広がります。企業に対する批判や悪評は、一部を除いて責任を問われることなく発信されます。それらを管理するには莫大な経費を必要とし、管理することは現状では不可能といわざるを得ません。そのリスクに対応するためには、健全な業務に徹底し、事業運営に透明性を持たせ、いかなるときにも説明責任を果たせる準備を整えることが必要となります。 |
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