リスク検定
ARMJ リスク検定について
検定内容・評価基準
 
検定内容
リスク検定は、企業・組織に所属する社会人として企業、組織におけるリスクの知識、理解力、認識力、判断力の総合能力を以下の項目において数値化する検定試験です。
  1. リスクマネジメントの必要性の理解力
  2. リスクマネジメントの基礎知識力
  3. 組織内部のリスク知識および認識力
  4. 組織外部のリスク知識および認識力
  5. 法規制に関する知識および理解力
  6. 組織経営、運営におけるリスク認識力
 
学習のポイント
検定試験は、リスクマネジメント協会試験委員会が「特に重要な知識」と判断する問題への配点を高くしています。有効性のあるリスクマネジメントを実施するためには、リスクマネジメントの1.必要性と2.基本を十分理解する必要があるため、この2項目に関しては特に重要視しています。
 
出題形式
出題形式 筆記試験、4肢択一式問題
問題数 60問
試験時間 90分
 
評価方法
リスク検定は、合否判定することが目的ではなく、リスクの認識力がどの程度あるかを数値化し、継続的なリスクマネジメント教育にお役立ていただくことを目的としています。
●試験問題
リスクに関する問題は、完全に○、×で判断できない事項が数多く存在します。そのため、採点ではリスクマネジメントの観点からリスク検定委員会が最適と判断する解答の配点を大きくし、誤りではない解答へも点数を与える場合があります。
例:
(問題)大地震発生時の対策として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 机やテーブルの下など、いつでも逃げ込めるスペースを確保する。
  2. コンロやストーブなど、火元を消すことを第一優先に考える。
  3. 平常時からまわりに何もないスペースを確保する。
  4. 地域避難場所の熟知を徹底する。

(解説)通常の地震とは異なり、阪神・淡路大地震規模の地震が発生すると身動きが取れません。まず、第一に考えなければならないことは、「自分が助かる」ということです。自分が助からなければ、人を救助することも火を消すこともできません。そのため、2、4.は不正解です。1.は誤りではありませんが、机やテーブルの下に避難し、そこに閉じ込められてしまうケースも多々あるため、配点は1点。最も適切な解答は3.の大きな物が倒れても影響が無いスペースを確保し、そこに避難することです。

●数値
結果として提示される数値は、評価基準(下図)のレベルを表します。定期的に行う社内の社員教育で、この数値の平均値が向上することにより、リスクの認識力は向上していることを表します。
●リスクマネジメント協会準会員レベル
リスクマネジメント協会では、60ポイント以上を取得した受験者に対し、当協会準会員資格を授与しています。これは、リスクマネジメント協会認定資格を受験するための「3年以上の専門分野での経験」に適合し、認定資格を受験するための資格となります。