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RIMS世界支部長会議、バーチャルで開催
 

 
 例年、米国RIMS(Risk and Insurance Management Society)は年次大会開催に合わせて、米国だけなく、当日本支部を加えた世界の支部長が集まる年次支部長会議を開催している。昨年は神田理事長と浅野理事が出席した。今年度も5月初旬デンバーの年次大会で開催予定であったが、コロナ感染症拡大の影響を受けて中止となった。そのため、この定例会議は延期されていたが、7月29日10-12時(米国東海岸時間:日本時間7月30日午前0-2時)、Zoomを活用して開催された。当支部からは神田理事長が参加した。

 会議は米国国内支部だけでなく、南米、アジア、オセアニア、さらには今年支部を開設したインドなどを含む支部長71人(事務局も含む)が参加して、例年通りの世界支部長大会となった。ローラ・ランゴーン理事長の挨拶に始まり、昨年度会議議事録の承認、決算・予算報告、活動報告・計画などが議論された。

  ランゴーン理事長は今年度の活動方針も表明し、「Dare to be different」(恐れずに、変化しよう)を合言葉に、これまでの活動の基本路線は変えないものの、ニュー・ノーマルに対応して、新たなことに挑戦していこうと呼びかけた。また、ダイバーシティへの取り組み、取締役会でのリスクマネジャーの関与の促進などを具体的な強化目標として掲げた。

 加えて、米国以外の海外支部の拡大に対応して、それぞれ異なる状況であることを踏まえながら、そうしたローカルなニーズに対応して海外支部がより活発に活動できるように支援していくことも表明された。昨年、当協会の年次大会・秋季セミナーに参加してくれた、スティーブン・チョー・グローバル担当統括責任者が事務局として対応することが確認され、今後の日本支部の活動充実につながっていくことが期待できる会議であった。


ローラ・ランゴーン
RIMS理事長


神田良
リスクマネジメント協会理事長

(リスクマネジメント協会 事務局)