セミナー
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明治学院大学経済学部 CSR特別講座2017「ステークホルダーの要請とその対応」

第1回 4/20(金)
 
CSRの基本とリスクマネジメント
濱地良行氏
講師 濱地 良行 氏
一般財団法人リスクマネジメント協会理事兼事務局長
内容 CSRに係るリスク対策はその重要性を増している。SDGsの中核的目標である17の目標はCSRと共通する課題が多く、戦略的に取り組むことが企業存続の重要な要素となる。
第2回 4/27 (金)
 
CSRの経緯と発展
田中宏司氏
講師 藤井 敏彦 氏
  独立行政法人経済産業研究所コンサルティングフェロー、多摩大学大学院客員教授
内容 CSR、CSV、SRI、ESGについて、その概念と、利益の位置づけを解説。利益の自主的抑制からCSRやSRIの概念が生まれ、利益の両立や利益を前提とすることからCSVやESGへと発展していった。
第3回 5/11 (金)
 
グローバル経営とCSR
 
星野智子氏
講師 藤井 敏彦 氏
独立行政法人経済産業研究所コンサルティングフェロー、多摩大学大学院客員教授
  
内容 これからは、持続可能な社会の構築に向けた経営判断、つまりCircular Economy、Collaborative Economy、そしてSDGsに、いかに接近できるかが非常に重要となる。
第4回 5/18 (金)
  
組織統治と公正な事業慣行 
新田英理子氏
講師 笹本 雄司郎 氏
株式会社マコル 取締役 代表コンサルタント
内容 社会的責任に関する国際規格・ISO26000。その中核主題のうちのS「組織統治」と「公正な事業慣行」を解説。継続的な課題解決には堅牢な組織統治のもとで発揮される強いリーダーシップが必要。
第5回 5/25 (金)
 
グローバル文脈での人権リスク
藤解和尚氏
講師 石田 寛 氏
経済人コー円卓会議日本委員会 専務理事兼事務局長
内容 取引先の人権問題にまで責任を負う時代。日本企業もこの課題に正面から取り組まなければならなくなった。企業活動自体が社会的問題と関連しており、社会と自社のという2つの視点を持つ必要がある。
第6回 6/01 (金)
 
生物多様性がなぜ経営課題なのか
  
引頭麻実氏
講師 宮崎 正浩 氏
跡見学園女子大学マネジメント学部生活環境マネジメント学科 教授
内容 ”持続可能な開発目標”と訳されるSDGsでは生物多様性は重要な位置を占める。新しい規制と法律が生まれるなか、積極的に取り組むことで逆にチャンスとして経営活動に活かすことができる。
第7回 6/08 (金)
 
消費者課題とコミュニティー
大津克彦氏
講師 石田 寛 氏
経済人コー円卓会議日本委員会 専務理事兼事務局長
内容 サプライチェーンにおいて生産者まで遡り、関連する人や団体にIDを付与・情報登録することでサプライチェーンの見える化を実現しようとする”ブルーナンバー・イニシアティブ”の仕組みと事例を紹介。
第8回 6/15 (金)
 
ESG時代の企業のSDGs活用による価値創造
 
早川知佐氏
講師 笹谷 秀光 氏
株式会社伊藤園 顧問/
日本経営倫理学会 理事
内容 SDGsは”経済価値”と”社会・環境”の両面を考えなければならない。この両面のバランスをとることで経済価値の実現と競争優位、社会・環境におけるリスク回避と課題解決が成し遂げられる。
第9回 6/22(金)
 
サラヤのSDGsビジネスへの取組み
小林誠氏
講師 代島 裕世 氏
サラヤ株式会社 取締役 コンシューマー事業本部 副本部長 兼 コミュニケーション本部 本部長
内容 パームヤシのプランテーション開発をきっかけにしたボルネオでの自然環境保全活動や保全プログラムの設立や、ウガンダでの消毒用アルコールの工場設立。生物多様性や雇用創出で幅広く貢献。
第10回 6/29 (金)
 
持続可能な社会の実現をめざして イオンの取り組み
冨田英樹氏
講師 金丸 治子 氏
 イオン株式会社 グループ環境・社会貢献部 部長
 
 
内容 『脱炭素ビジョン2050』(温暖化対策)、『持続可能な調達方針2020年目標』(生物多様性)、『食品廃棄物削減目標2025』(飢餓対策)といった、3つの中・長期目標により持続可能性に取組んでいる。
第11回 7/06 (金)
 
第一生命グループのSDGsへの取組み
稲継明宏氏
講師 佐賀 奈穂 氏
第一生命ホールディングス株式会社 第一生命保険株式会社 DSR推進室 次長
内容 少子高齢化により保険加入者が減少し、生保業界にとって深刻な時代となりつつある。このような厳しい変化のもと、SDGsに取組むことにより、社会との共通価値を見出し、企業価値を高める。
第12回 7/07 (金)
 
住友化学グループのSDGsへの取組み
 
金井圭氏
講師 荻原 まり 氏
住友化学株式会社
CSR推進室
内容 長期的な防虫効果がWHO(世界保健機関)にも認められた蚊帳”オリセット・ネット”。タンザニアで工場を設立、従業員の住宅や託児所も整備等、化学メーカーという強みを活かしたSDGsを実践。
第13回 7/14 (金)
 
倫理としてのCSRから戦略としてのESGへ
水尾順一氏
講師 河口 真理子 氏
株式会社 大和総研
調査本部 主席研究員
内容 企業が社会的信頼を得るための活動がCSRであった。しかし企業の内側とステークホルダーといった外部の関係は流動的で、特に昨今は急速に変化している。今やCSRなどの数字に現れない部分を企業価値の評価ツールとするESG投資が本格化している。