RMリソース
RM情報誌TODAY

【特集】役職員が被疑者に!その時、企業はどうする?
リスクマネジメントTODAY最新号表紙
 ある日、あなたの会社の社長や従業員が逮捕されたら? 考えたくもないことだが、けっして珍しい話ではない。特に経営陣の場合、逮捕されないまでも、捜査対象となっただけでその影響ははかりしれない。その時、何が起きるのかをあらかじめ理解したうえで、突風の中でも
機能不全に陥らないための備えが求められる。
 本特集では、役員と従業員が被疑者となったり逮捕された場合の危機対応についてそれぞれ解説する。さらに、経営者が事件を起こしたり巻き込まれた時、しばしば争点になる経営者の解任について考察する。
【役員が被疑者となった時の危機管理広報

 役員が刑事事件の被疑者となる、言ってみれば最悪の事態において危機管理広報はどうあるべきか。そのためにまず理解しておきたいのが、刑事事件の手続きの流れである。各段階において広報に求められる役割や動きは刻々と変わるが、忘れてならないのは法務部門との密な連
携である。可能な範囲で情報を出したい広報と、徹底して守りを固めたい法務の間には往々にして意見の相違がある。
 元TBS記者で、現在は企業の危機管理対応を支援する鈴木悠介弁護士が、報道記者としての経験と視点を生かし、有事の対応と平時の備えを解く…