世界各地で異常気象とそれに関連する大規模災害が頻発している。大雨、台風、洪水、土砂災害……。そして日本では、過去最大規模の山火事が相次いで発生した。この夏は過去140年間で最強のエルニーニョが発生し、世界の平均気温が観測史上最高を更新するとも予測される。エルニーニョ=冷夏という日本の常識も覆されることになりそうだ。
こうした異常気象の「ノーマル化」は、事業活動にも確実に影響し始めている。工場などの立地の見直しを迫られたり、サプライチェーンの再構築を進める動きもある。
さらに深刻なのは、米国を中心に広がる、災害による損失を保険でカバーできない未来が、日本にも近づいていることだ。すでに保険料の上昇や免責額の引き上げなどにより、保険に入りたくても現実的な条件では手当できない状況が生じている。地球温暖化に伴うニューノーマルをいかに受容し、可能な範囲でコントロールするのか。迅速な判断と行動が求められている。
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