【特集】インテリジェンス入門。 |

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国際情勢が不透明さを増す中、企業にもインテリジェンス機能の強化が求められている。自社を取り巻くさまざまな情報を収集し、どのような影響を及ぼすかを分析して経営判断に生かす。その第一歩は、正確な情報を適時に収集することから始まる。国際情勢や地政学的要素を経済から捉え直す「地経学」の観点から、いま世界で何が起きているのか、そしてそこから何を読み取るべきかを、地経学の第一人者である鈴木一人教授に聞いた。
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鈴木一人教授に聞く
『世界を捉えるためのゼロベース思考』 |
<余断がもたらす最大のリスク> |
編集部:第2期トランプ政権の発足以降、毎日のように大きなニュースが届き、世界情勢の先行きが見通せない状況が続いています。目の前の動きを追うのはもちろん重要ですが、その裏にある潮流を知っておく必要があるはずです。いま、世界で何が起きていると理解すべきでしょうか。 |
鈴木(敬称略:以下省略)最も需要なのは、いままでのルールや考え方ではもう立ち行かなくなっているということです。トランプ氏ならこうするはずだとか、アメリカ大統領としては当然そうすべきだとか、国際的なルールに則するならばこうなるといった、「はずだ」や「べき」は一切通用しないと考えなければなりません。そうした余断を持ち………… |
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