リスク検定
ARMJ リスク検定について
コンセプト
 リスクマネジメント協会が推奨するエンタープライズ・リスクマネジメントは、企業、組織の経営者、管理職、現場職員全てがリスクオーナー(リスク責任者)となり、全社的リスクを管理する体制です。企業・組織は、部門と役職で構成され、全職員は異なった職務が与えられています。経営者は経営者の、管理職は管理職の、そして現場担当者は担当する職域にリスクが潜在しています。もちろん、全社共通のリスクも存在しますが、全職員がリスクオーナーとなり、組織のリスクを管理することが重要です。
リスク検定とは
 リスクマネジメント協会では、経営者を筆頭に全職員がリスクに対する感度(認識力)を常に向上させる必要があると考えています。そのためには、情報収集と教育が必要です。「リスク検定」は社員、特に現場で活躍する方々を対象に、リスクマネジメントの必要性、リスクの理解度、リスク認識力を数値化することにより、職員のリスクマネジメント教育のツールとしていただくことを目的としています。
認識できなければ管理はできない
 リスクマネジメントは、その特長として正解は1つではないことがあります。同じ業界の企業であっても、組織規模や立地、取引先の違いでリスクマネジメントは異なります。唯一、業種、規模等を問わず統一されているのは、リスクマネジメント・プロセスです。このプロセスで最も重要なのが「リスクの洗い出し」=リスクの認識です。なぜなら、リスクは認識されなければ管理はできません。リスク検定は、リスクの認識力に焦点を当てその向上を目的とする検定です。
PDCAサイクル