リスク検定
ARMJ リスク検定について
サンプル問題
(問題)風評リスクに関係する以下の文章で、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 風評リスクとは、テレビ、新聞等マスメディアにより発信された情報により、情報内容に直接関係のない企業が損害を被るリスクのみをいう。
  2. 風評リスクとは、企業が不祥事や事件を発生させ、その後その影響で大きな損害を被るリスクのみをいう。
  3. 風評リスクとは、個人のブログや掲示板等で噂話が発展し、事実ではないにも関わらず損害を被ることを含む。
  4. 風評リスクとは、社員または元社員が会社の悪行や法令違反を新聞や各種媒体に情報漏洩することにより損害を被ることを含む。
(正解) 3.

(解説)風評被害としてカイワレ大根等マスメディアの影響が取り上げられますが、対象はそれだけではないので、1.は誤り。不祥事発生後の損失も同様です。現代社会ではインターネットによるブログや掲示板が企業にとっては最も脅威となっています。風評被害は事実とは異なることが原因で損失を被るリスクのため、社員による情報漏えい被害は、事実の告発なので風評被害ではありません。
(問題)CSRについて説明した以下の文章で、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. CSRとは、地球温暖化対策として二酸化炭素の排出の削減を最優先として取り組むことである。
  2. CSRとは、企業が存続することを柱に法令や規則、社会倫理を守り、健全な経営を図る責任をいう。
  3. CSRとは、ボランティア活動や植林といった社会的貢献を最優先に考え、実施する責任をいう。
  4. CSRとは、経済的責任、法律的責任、倫理的責任、慈善的責任があり中でも慈善的責任を重んじることをいう。
(正解) 2.

(解説)CSRとは企業の社会的責任を意味します。世界の流れとして社会的責任は企業のみならず非営利組織にも当てはまることであるため、CSRのC (Corporate)が外れ「SR」として広がっています。企業の社会的責任で最も重要視されることは、リスクを管理することにより企業を存続させ、法令・倫理を遵守し健全な企業運営を行い、その土台を固めながら社会的問題に事業を通して貢献することです。
(問題)地球温暖化の影響に関する以下の文章で、誤った記述を1つ選びなさい。
  1. 温暖化が進むと豪雨や台風が増え自然災害が増加する恐れがある。
  2. 温暖化が進むと北極、南極の氷が解け海面が上昇し、東京、大阪を含む首都圏の広範囲が浸水する恐れがある。
  3. 温暖化が進むと世界の穀物生産高が減少し、日本は深刻な食糧難に陥る可能性がある。
  4. 温暖化が進むと、震度5を超える大地震が発生する確率が高くなる。
(正解) 4.

(解説)温暖化と異常気象の関連性には否定的な学者や専門家もいますが、世界的には温室効果ガスの増加による地球温暖化が、気象に大きな影響を及ぼしていると考えられています。近年、観測史上初の大雨など「観測史上初」という言葉を耳にします。これは、私たちの予想を超える気象現象が発生しているということで、これまで大丈夫だったからこれからも大丈夫という考えは通用しないことを表します。しかし、温暖化と地震に関しては現在のところその関連性は一般的ではありません。